こんにちは!

今日は、10月7日~9日に行われた岩手国体についてご紹介します♪

初めて「クライミング」というスポーツを知った時、みなさんは何を想像しましたか?

何で競うの?どんな石でも使っていいの?そもそも大会とかあるの?

色々な疑問が湧いてきたかと思います。

今でこそ、オリンピックの正式種目に選ばれ、知名度は少しずつ上がってきましたが

未経験の方にとっては、まだ謎の多い競技かなと(*’▽’)

そこで今回は、クライミングの中でも「リード」「ボルダリング」の違いについて

解説していきます(^^)/

 

「リード競技」

国体のリード競技は、同じチームの2人の選手が、同時に左右2面の高さ15m、幅4mのクライミングウォールに作られたルートを登り、その到達高度を競う競技です。クライミングウォールは左右2面ありますが、どちらもホールドと呼ばれる手がかりや、足がかりは同じ形・配列ですので、選手はどちらの面を登っても同じ条件です。

登る選手は、安全のため体に結んだロープを途中にあるカラビナという器具に通しながら登っていきます。ロープの末端はビレイヤー(確保者)が選手の落下に備えて確保しています。

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リード競技は、事前にそのルートを自由に見たり登ったりすることが許されません。選手が競技の前にルートを観察できるのは、決められた6分間だけで、試しに登ることはできません。6分間の下見が終わると、選手は控室に隔離され、ほかの選手の登りを見ることや、情報を得ることは一切できません。

また、トライできるのは1度だけで、制限時間は6分間です。スタートのホールドから終了点のホールドまで落ちずに登りきれば、最高の「完登」となりますが、途中での落下、違反行為があれば、その到達高度で終了となります。

順位の決め方は、一人ずつの選手の到達高度から全体で個人順位を決め、その個人順位の合計によって県の順位が決まります。

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「ボルダリング競技」

リード競技が登った高さを競うのに対して、ボルダリング競技は、登った課題数を競います。競技は、高さ5m、幅12mほどの比較的低いクライミングウォールに取り付けたホールドで構成される課題で行います。クライミングウォールは2基あり、1基につき2つの課題があります。ロープを使わないので、安全確保のため落下してもけがをしないように下にマットを敷いて競技を行います。

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リード競技と同じく、他のチームの登りを見ることはできません。

スタートのホールドから、終了点のホールドを両手で保持することができれば最高の「完登」となります。もし完登できなくても、途中に設定してあるボーナスポイントのホールドを保持することによってボーナスポイントを得ることができます。

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リード競技と異なる点は、制限時間内であれば途中で落ちても何度でも最初からやり直すことができます。しかし、壁に取りついた回数は審判員がカウントしているため、いかに少ない回数で、終了点のホールドやボーナスポイントのホールドに到達できるかが重要となってきます。

 

最後に、2つの特徴をまとめます。

『リード競技』

・登った高さを競う

・登る距離が長い

・ロープをかけながら登る

・持久力が必要

・トライは1度だけ

 

『ボルダリング競技』

・登った課題数を競う

・登る距離が短い

・スタートから難易度が高い

・瞬発力とテクニックが必要

・何度でも挑戦可能。ただし、トライ回数は審判員が把握。

・少ないトライ回数で登ったほうが順位が上

 

以上、「リード」と「ボルダリング」の違いでした~(*’▽’)